無線LANの規格と比較
無線LANの規格についての一覧と比較
規格 | スピード | 障害物 | 電波干渉(*1) | 特記 |
11ac | 最速 | 強い | 受けない | |
11n | 速い | 強い | 受けない | |
11a | 普通 | 弱い | 受けない | |
11g | 普通 | 強い | 受ける | 対応機種が多い |
11b | 遅い | 強い | 受ける |
(*1)電子レンジやBluetooth等を利用していると、お互いの電波がぶつかって、無線LANの電波が遅くなります。
無線LANの規格についての一覧と比較(技術的な物)
規格 | ストリームの数(*2) | 通信速度(最大) | 周波数帯(*3) |
11ac | 3ストリーム | 433Mbps(1ストリーム) 866Mbps(2ストリーム) 1299Mbps(3ストリーム) |
2.4Ghz 5.2Ghz |
11n | 4ストリーム | 300Mbps(2ストリーム) 450Mbps(3ストリーム) 600Mbps(4ストリーム) |
2.4Ghz 5.2Ghz |
11a | 1ストリーム | 54Mbps(1ストリーム) |
5.2Ghz |
11g | 1ストリーム | 54Mbps(1ストリーム) |
2.4Ghz |
11b | 1ストリーム | 11Mbps(1ストリーム) |
2.4Ghz |
(*2)親機から発する電波の経路
例えば、規格11acの1ストリームの場合、親機から433Mbps × 1ストリーム = 433Mbps の通信速度となり、
規格11acの3ストリームの場合、親機から433Mbps × 3ストリーム = 1299Mbps の通信速度となります。
(*3)周波数帯
2.4Ghz:障害物に強いが、電子レンジ等のノイズを受け易い。
5.2Ghz:同周波数帯を使用している機器が少ないため電波干渉が少なく、通信がスムーズだが、障害物には弱い。
通信距離について
無線LANのスペックを見ても、通信距離について記述している物は殆ど無いと思います。
それは、算出するのに非常に沢山の要素があり、それぞれの要素が環境によって異なる為に、距離を算出しにくいのです。
但し、同一規格の機器について、通信距離を比較する場合は、機器のTx電力(ワイヤレスデバイスの送信電力)によって
比較は可能です。
このTx電力(単位はdBm)が大きければ大きい程、伝送距離は長くなります。